ウレタン防水よりノーメンテナンスで済むのが、塩ビシート防水です。
⻑期的に防水層を持たせたい場合は、シート防水が最適です。
塩ビシートは、既存の防水がどのような種類であっても被せることが可能ですので、
余計な撤去費用がかからず、コストカットもでき環境にも優しい防水工法です。
塩ビシート防水で採用されることの多い3つの工法をご紹介いたします。
塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで貼り付ける工法です。
場所にもよりますが、下地の撤去などが必要ないので、改修工事に適しています。
脱気工法は下地コンクリートに含有される水分の影響により、
シート防水層にふくれやしわなどの発生が予想される場合に適用します。
●主に下記のような場合に脱気工法が採用されます。
入隅コーナー部、防水端末部にシート鋼板をドリルで固定して塩ビシートを接合する工法で、 躯体にシートを接合しませんので、躯体の⻲裂・振動や目地の挙動等の影響を受けることはほとんどありません。 下地の撤去が不要で、調整の必要もほとんどないため、改修工事に適しています。
ゴムシート防水に比べ、耐久性に⻑けている。
軽量で施工がしやすい。
燃えにくい性質。
もともとの防水層を選ばず、上から被せられる。
雨天に影響されず施工が出来て、
工期が短縮できる。
塩ビシート防水は、マンションやビルの様々な箇所で利用しています。
合成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシート状のルーフィングを貼り重ねて形成する工法です。
熱工法・トーチ工法・常温工法などに分類されます。
塩化ビニール樹脂系のシートで構成された防水層で、紫外線、熱などに対して優れた耐久性を持っています。 粘着工法と機械的工法があります。
液体状のウレタン樹脂を塗りつけて、固まる( 硬化する )事によって弾性でゴム状の防水層を作る工法です。
密着工法と通気緩衡工法があります。
FRPは繊維強化プラスチック( Fiber-Reinforced Plastics )の略称で、ガラス繊維などの補強材にポリエステル樹脂を塗布し、硬化させて防水層を作る工法です。