ウレタン樹脂を塗布して、防水層を形成していく工法で、国内の施工される防水工法の46%を占めており
最も主流な防水工事の工法です。
防水工事の中では比較的安価な上、 塗り重ね改修が可能、複雑な建物にも適しているなど
メリットが多いことも特徴です。
ウレタン防水には、様々な工法がありますが、採用されることの多い2つの工法をご紹介いたします。
ウレタン防水材を下地に直接塗った後、メッシュのような補強布を貼り付け、その上からさらにウレタン防水材を所定の厚さになるまで塗り重ねていき、上塗材で仕上げる工法です。工期が比較的早く、工事費用を安く抑えることができます。短期間で防水工事を行ないたいといった方におすすめとも言えます。
裏側に溝があいている通気緩衡シートを貼り付け、その上からウレタン防水材を塗布します。
初期費用は密着工法と比べて高くなりますが、雨漏りなど水分を含んだ下地に最も効果的な工法です。
築年数が古い建物や、ルーフバルコニー、陸屋根、マンションの屋上など面積が広い箇所におすすめといえます。
従来の手塗ウレタン塗膜防水工事は、硬化時間に施工後約10時間を必要としていました。
しかし超速硬化ウレタンスプレー防水工法なら、約3分で指触乾燥し約30分で歩行可能に。
施工後の突然の雨も問題になりません。
継ぎ目のない防水層
継ぎ目があると、そこから雨水が浸入する可能性があります。ウレタン塗膜防水にはその心配がありません。
塗り重ねが可能
次回の防水改修工事の際、既存のウレタン塗膜防水層を撤去することなく、その上から新しいウレタン防水を塗り重ねることが可能です。
種類が豊富
臭いを抑えた環境対応型タイプ、赤外線を反射して温度上昇を抑える遮熱保護仕 上材、10年間塗り替え不要な高耐候性保護仕上材(Tフッ素シリーズ)など、
ご希望に合わせて選べる豊富な製品ラインアップを取り揃えています。
色の選択が可能
表面(保護仕上材)の色は、グレー、ベージュ、グリーンなどの中から自由に選ぶことができます。
ウレタン防水は、マンションやビルの様々な箇所で利用しています。
合成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシート状のルーフィングを貼り重ねて形成する工法です。
熱工法・トーチ工法・常温工法などに分類されます。
塩化ビニール樹脂系のシートで構成された防水層で、紫外線、熱などに対して優れた耐久性を持っています。 粘着工法と機械的工法があります。
液体状のウレタン樹脂を塗りつけて、固まる( 硬化する )事によって弾性でゴム状の防水層を作る工法です。
密着工法と通気緩衡工法があります。
FRPは繊維強化プラスチック( Fiber-Reinforced Plastics )の略称で、ガラス繊維などの補強材にポリエステル樹脂を塗布し、硬化させて防水層を作る工法です。